タオは、同社が提供している家庭学習用デジタル教材「天神」において、不登校児童生徒が文部科学省の定める「ICT等で学習をすれば一定の条件のもとで出席したことと同等に認められる制度」(以下、出席扱い認定)を受けるために必要となる学習記録をボタンひとつで手軽に出力できる機能をリリースすることを、4月19日に発表した。実装は5月中旬を予定している。
「天神」は、幼児・小学生・中学生を対象とした家庭学習用デジタル教材。全国の小・中学校の検定教科書に準拠しており、学習のしやすさ、類題の豊富さ、音声やアニメーションでの丁寧なヒント・解説などが特徴。
近年、子どもの不登校で悩む家族から「出席扱い認定を受けて勉強するために天神を利用したい」という問い合わせが増えている。今回のアップデートでは、期間内でいつ、どの教科の、どの目次(教科書では何ページにするページか)を、いつからいつまで取り組み、何点取ったかなど、不登校児童生徒が出席扱い認定を受けるために学校へ提出が必要となる学習記録を手軽に出力できるようになる。教員も手間なく詳しい学習状況を把握できるため、家庭と学校との連携がスムーズになる。
今回アップデートされる機能は5月中旬に実施される予定で、「天神」2024年度版を利用するユーザーは自動的に適用され、アップデート後から成績出力が可能となる。また、不登校児童生徒が出席扱い認定を得るための基準は、自治体や学校ごとで大きく異なるため、ユーザーのフィードバックをもとにさらに改善していく。
「天神」の概要
- 対応学年:乳幼児(0~6歳)、小学校・中学校の全学年
- 学習範囲:1学期分から3学期分までがいつでも学習可能
- 対応教科:英語、数学(算数)、国語、理科、社会、生活、知育・育脳
- 動画講義:5~15分程度のアニメーション授業が見放題(小学生版・中学生版)
- 反復学習:選択肢のシャッフルに加え、問題そのものが変化
- プリント:ほぼ全問の印刷に対応(小学生版・中学生版)
- 読み上げ:問題文、ヒント、解説などを音声で自動読み上げ(幼児版・小学生版)
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