NTTコミュニケーションズは、同社の運営するクラウド型教育プラットフォーム「まなびポケット」において、児童生徒の毎日のメンタルヘルス状況を把握し、学校全体でサポートするための「心の健康観察」の提供を、3月29日に開始した。
「心の健康観察」では、「まなびポケット」上に表示される4つの選択肢から、児童生徒が自身のメンタルヘルスに合うものを回答し、教職員はその結果から児童生徒の状態を確認できる。また、ネガティブな回答が続いている児童生徒はアラートで通知されるため、教職員による支援が必要な児童生徒の早期発見をサポートする。
「心の健康観察」は「まなびポケット」のアカウントから利用できる。そのため、すでに「まなびポケット」を利用していれば新規アカウントの登録が必要なく、学校側のシステム管理における負担が軽減される。
それぞれの学校における「心の健康観察」のデータは、「まなびポケット」を利用している自治体向けのダッシュボードに連携され、サマリー情報の可視化が行われる。ダッシュボードは学校だけでなく、教育委員会でも閲覧できるので、自治体内で「心の健康観察」を利用している全学校のアラート件数の推移を確認して、データから対策を検討することが可能になる。
さらに「まなびポケット」の保護者向けデジタル連絡機能を利用している場合は、欠席状況なども同じダッシュボード上に可視化されるため、児童生徒の様子を一元的に確認できる。
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