インタツアーは、2024年卒学生を対象に実施した「『配属ガチャ』についての意識調査」の結果を、3月18日に発表した。同調査は、1月22日~31日の期間に行われ、232名から回答を得ている。
調査対象者に、配属先について重視していたことを、「勤務地」「職種・部署」「特に気にしない」の3択で尋ねたところ、「勤務地」(64.2%)がもっとも多く、「配属ガチャ」の要因としては、勤務地が大きな比重を占めていることが明らかになった。
希望する勤務地がある場合、その理由を尋ねた質問では「実家があるから」(27.2%)が最多となった。以下、「今住んでいる場所に近いから」(26.3%)、「友人がたくさんいるから」(22.0%)が続いている。一方で、「希望の配属地はない」という回答も11.2%となった。
希望の職種を尋ねたところ、「営業職」(33.6%)がもっとも多く、「企画/管理職」(28.9%)がそれに続いている。
実際に配属された職種としては、こちらも「営業職」(55.6%)が最多となり、「IT/通信系エンジニア職」(15.5%)がそれに続いた。
配属先の告知時期を尋ねた質問では、「内定式後~入社式」(50.0%)がもっとも多い。
配属先の告知時期について、どのように感じたかを尋ねたところ、「遅いと思った」という回答が55.6%を占めた。
告知時期と、告知時期について感じたことの回答を組み合わせて見てみると、「早いと思った」「ちょうどいいと思った」ともに内定通知~内定式までの期間は多く、内定式後入社式までの期間に入ると「遅いと思った」が73.0%に達している。
配属先の告知時期が、内定の承諾保留や内定辞退に影響したかを尋ねた質問では、「内定承諾保留や内定辞退の要因となった」という回答が24.6%に達した。また、実際に辞退はしなかったものの、「内定辞退を検討する要因になった」という回答も11.2%に達している。
配属先の告知時期と、内定の承諾保留や内定辞退への影響についての回答を組み合わせて見てみると、配属先の告知時期が「早いと思った」人のうち、内定承諾保留・内定辞退または辞退検討の「要因となった」と答えた人は0%だった。一方で、「遅いと思った」人のうち「要因となった」人は44.2%に達しており、配属先の告知時期が遅れることが内定承諾保留・内定辞退の増加につながることがうかがえる。
配属先が未定、または配属先を選べないことで、エントリーを見送ったことがあるかを尋ねたところ、「ある」という回答は48.7%だった。
地域限定社員については、「地域限定社員について知っていたがエントリーしなかった」(42.2%)が最多となり、「エントリーした中に地域限定社員が含まれる」(29.3%)が続いている。「地域限定社員のみにエントリーしていた」(0.9%)を合わせると、72.4%が地域限定社員について認知していることがわかった。
ジョブ型雇用については、「ジョブ型について知っていたがエントリーしなかった」(48.3%)がもっとも多く、ジョブ型雇用の認知度は69.0%だった。なお、「ジョブ型雇用について知らなかった」という回答は31.0%だった。
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