ベネッセコーポレーションは、同社が提供する小中学校向けタブレット学習用オールインソフト「ミライシード」を4月より順次大幅にアップデートし、一部学校での利用を開始することを、3月8日に発表した。
今回のアップデートは、NEXT GIGAでの活用を視野に、直観的な操作で子どもが自由に考えを表現できる授業支援アプリ「オクリンク」と意見共有・相互評価をリアルタイムで実現できる協働学習アプリ「ムーブノート」の特徴や価値を統合した後継アプリ「オクリンクプラス」の提供開始、「ドリルパーク」の増問といった従来アプリの機能強化に加え、「ミライシード」上で小テストを実施可能にする新アプリ「テストパーク」の提供開始など、大規模な機能改善や新アプリ追加を行うもの。
このアップデートによって、より子どもたちが主体的に学びに向かえ、令和の日本型学校教育で求められる「個別最適な学びと協働的な学びの一体的充実」を図る。
「ミライシード」は、一斉学習・協働学習・個別学習それぞれの学習場面に対応したタブレット学習用オールインワンソフト。GIGAスクール構想によって導入が拡大し、全国の小中学校で利用されている。「ミライシード」は2024年に節目となる10年目を迎えた。これまで「ミライシード」を活用した教員からの意見や、これからの学校教育を見通し、大規模な機能改善や新企画を実施していく。
今回のアップデートは、大幅に機能や操作性が強化されることから「ミライシード Power UPdate 2024!」と表現した。今後さまざまな媒体やコミュニケーションで改訂内容を告知する。
「ミライシード」アップデートの概要は以下の通り。
1.新アプリ「オクリンクプラス」のリリース
アップデートの第1弾として、教員からの意見・要望を反映し、「オクリンク」と「ムーブノート」の特徴や価値を統合した後継アプリとして「オクリンクプラス」をリリースする。
従来「オクリンク」はシンプルな機能と直感的な操作性をもった、児童生徒が自分の意見をまとめて発表するためのアプリで、「ムーブノート」は個人の意見を瞬時にクラス全体に共有し全員参加の授業を実現するためのアプリであるため、別アプリとして提供していた。
「オクリンクプラス」はその後継アプリとして、GIGAスクール環境下で活用された教員の声をもとに、両アプリの特徴や価値を統合する。これによって、1つのアプリ内で協働学習・個別学習・振り返りをより充実させ、子どもたちが主体的に学びに向かえる空間を目指す。なお、今後順次さらなる機能拡張を進めていく。
2.「ドリルパーク」の増問
小学校1年生から中学3年生までの問題を搭載し、自動採点やリアルタイムでの取り組み状況把握や、AIを用いた個別最適学習を支援するアプリ「ドリルパーク」で提供問題数を増やす。特に中学校に向けて「英語」「古典」「高校入試問題」などを中心に問題を追加搭載する。
3.2025年4月に新アプリ「テストパーク」をリリース予定
2025年4月に「テストパーク」をリリースする予定となっている。「テストパーク」は「ミライシード」上で動く新しいアプリケーションで、教科書の単元ごとの確認テストを収録したCBTシステム。教員のテスト作成や採点の負荷を軽減し、働き方改革につなげる。また、テスト後の解説や解き直し機能により復習効果を高め、児童生徒の学力向上を支援する。「テストパーク」は4月より一部の学校でモニター利用され、教員とともに共同開発と実証研究を進めていく。
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