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東京都教育庁とZIAI、いじめや不登校対策として生成AI活用で悩みを早期発見・解決するモデル実証を桐ヶ丘高等学校で実施

 ZIAIは、東京都教育庁とともに、いじめや不登校、児童虐待、ひきこもりといった子どもに関する悩みを学校内で早期発見・解決する取り組みとして、生成AIを用いた悩みチャット相談システムの導入・運用を東京都立桐ヶ丘高等学校で実施することを、2月20日に発表した。

 令和4年における日本のいじめ認知件数は過去最多68万1948件で、不登校は10年連続増加、児童虐待は32年連続で増加している。また、ひきこもりは全世代で146万人にのぼり、その3人に1人が、小中学校時代に不登校やひきこもりを経験していると言われている。こうした背景から、子どもが抱える悩みを早期発見し有事を予防することは、教育現場だけにとどまらず、世代を超えた大きな社会的インパクトにつながる。また、学校現場における人手不足・働き方改革も考慮し、教員やスクールカウンセラーの業務量を増やさずにこれを達成できる、新たな手法の開発が急務となっている。

モデル実証の概要

 今回のモデル実証では、傾聴AIアルゴリズムを活用した「悩みチャット相談システム」を学校内生徒に開放する。悩みを吐露することによるストレス緩和に加え、必要があれば現場の教員やスクールカウンセラーにつなぐことで課題を早期発見することを目的としている。加えて、これらの悩みデータを学校にフィードバックすることで、さらに魅力的な学校づくりや学校全体のフォロー力向上を狙いとしている。

  • 実施期間:2024年2月20日~3月31日
  • 対象:東京都立桐ヶ丘高等学校 全生徒
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https://edtechzine.jp/article/detail/10692 2024/02/21 12:45

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