さつきは、教育市場向け電子黒板「MIRAI TOUCH」の新製品として、新モデル「MIRAI TOUCH X」シリーズの提供を2月に、オールインワンのスタンダードモデル「MIRAI TOUCH P」シリーズの提供を2024年の第1四半期（予定）に開始する。
「MIRAI TOUCH X」シリーズは、本体の上部に超広角Webカメラ、下部に光学3倍ズームレンズを備えたデュアルカメラ構成を採用している。上部のWebカメラは4800万画素の高解像度に対応した超広角カメラで、教室の隅々までしっかりと映せる。下部のデュアルカメラは光学3倍ズームレンズを搭載した実物投影機となっており、Webカメラとしても実物投影機としても使える。また専用光学ユニットを採用することで拡大時でも被写体を鮮明に表示可能となり、デジタルズームとの併用で最大8倍までズームできる。これらの機能によって別途外付けのカメラや実物投影機を用意する必要がなく、使い勝手が向上した。
ディスプレイは、最新のAI技術を搭載したタッチパネルとなる。ペンの動きを予測しつつ処理を行うことで、時差なくスムーズな書き込みを可能に、従来の黒板と変わらない自然な書き心地を実現している。
さらに、業界最高クラスのCPUと大容量メモリの搭載によって、各種ソフトウェアの処理速度が大幅に向上しており、従来の「MIRAI TOUCH」シリーズの使いやすさはそのままに、より快適に操作できるようになった。
そのほか、天井の反射を利用して同じ出力でも遠くまで音を届けられるスピーカー、数を増やすことで雑音を低減しつつ発言者の声をしっかりと集音可能なマイクを備えたほか、タッチ精度の大幅な向上、ホワイトボードアプリ「MIRAI NOTE」の性能向上が行われた。
ラインアップは、画面サイズ65インチの「M65CE3X」、75インチの「M75CE3X」の2モデルを用意し、どちらも解像度は4K（3840×2160）で、映像入力はHDMI×4系統、DisplayPort×1系統を備えるほか、USB Type-C×3系統（入力×2、出力×1）、1000BASE-T準拠の有線LAN端子、8W＋8W（前面）／18W＋18W（天面）のスピーカーなどを搭載する。また、無線通信はIEEE802.11a/b/g/n/ac/ax準拠の無線LANと、Bluetooth 5.2に対応している。
「MIRAI TOUCH P」シリーズは、画面サイズ65インチの「M65PE3S」、75インチの「M75PE3S」、86インチの「M86PE3S」3モデルを用意しており、教室の大きさや生徒の数に応じて適切なサイズを選べる。
よく使用される電源や入力切替、外部入力端子は本体前面に搭載されているので、授業中でも教員が簡単に操作できる。ネットワーク設定や初期化といった重要な操作は、管理者権限を持つユーザーのみが実行可能なので、誤操作やいたずらを防げる。
ホワイトボード機能は、フリーハンドで書いた文字の自動でのテキスト化や、板書した内容の内蔵ブラウザによる検索、QRコードを使用した板書内容の生徒用デバイスとの共有、2D／3D図形の生成やコンパス、分度器など図形ツールの強化、小画面での画像検索、画面分割機能、ワイヤレスミラーリング機能、ホーム画面のカスタマイズなど、従来機種と比較してさらに進化している。
「M65PE3S」「M75PE3S」「M86PE3S」いずれも、解像度は4K（3840×2160）で、映像入力はHDMI×3系統、DisplayPort×1系統を備えるほか、USB Type-C×3系統（入力×2、出力×1）、1000BASE-T準拠の有線LAN端子、15W＋15Wのスピーカーなどを搭載する。また、無線通信はIEEE802.11a/b/g/n/ac/ax準拠の無線LANと、Bluetooth 5.2に対応している。
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