アディッシュは、文部科学省が生成AIを初等中等教育で活用するために指定したパイロット校で、生成AIの授業を行ったことを12月12日に発表した。
今回、同社が生成AIの授業を行ったのは、宮城県内で唯一パイロット校に指定されている宮城県岩沼市立岩沼北中学校で、1年生~3年生の計208名を対象に生成AIについての授業を行った。
同校は、学校教育目標を達成するための重点施策のひとつに「自ら考え進んで実践(学ぶ)できる生徒を育成する」ことを掲げている。2023年度に文部科学省からリーディングDXスクール事業の指定を受け、生徒のさらなる情報活用能力の育成を図るべく、生成AIのパイロット校にも選出された。
授業では、生成AIの仕組みや可能性・利便性、利用における注意点を説明。また、生徒一人ひとりがタブレット端末で米OpenAIより提供されている生成AI「ChatGPT」を使って、中学生向けオンラインサイトの編集者になった前提で、中学生向け記事を作成した。
授業内容は以下の通り。
- 生成AIの仕組み
- 生成AIの可能性・利便性
- 生成AI利用における注意点
- 生成AIとの付き合い方
- 生成AIを実際に使用したワークショップ
授業に参加した生徒からは「ChatGPTも間違えることを理解して利用したい」「スキルとモラルの話から、注意点に気を付けて学習に活かしていきたい」といった感想が寄せられた。
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