チエルは、同社が提供するCALL型語学学習支援システム「CaLabo EX」を、12月20日に10.0へバージョンアップする。全国のユーザーからの意見をベースに、実際の授業で使用頻度の高い「ムービーテレコ」「自動抽選」「評価シート」の3つの機能の利便性向上を図る。
「CaLabo EX」は、語学授業で使う音声・画像などあらゆる教材をネットワーク経由でデジタル配信できるフルデジタルCALLシステム。
今回のバージョンアップでは、授業の円滑な運営を支援する「ムービーテレコ」「自動抽選」「評価シート」が、教員および学習者の双方にとってより使いやすい仕様になった。また「CaLabo EX」は、高等学校や大学で利用者の多いMicrosoftのWindows11にも対応している。
1.「ムービーテレコ」の起動時の表示場所を好きな場所に設定できる
「CaLabo EX」の特徴のひとつである動画学習ツール「ムービーテレコ」では、動画・音声教材をリアルタイムに配信しながら映像・音声と連動して音声波形を表示する。教員は動画・音声ファイルをドラッグ&ドロップで開き、学習者に配信できる。学習者は映像を繰り返し視聴可能。映像・音声の教材ファイルのほか「ムービーテレコ」本体ごとUSBメモリなどで持ち帰り、自宅でも教室と同じ操作性で学習を継続できる。
今回のバージョンアップでは、学習をスムーズにスタートできるよう、起動時の表示場所をユーザーが任意の座標で自由に設定できるようになった。デスクトップのアイコン配置や開いたファイルの邪魔にならない画面右側で立ち上がるように設定することで、動画学習をスムーズにスタートできる。
2.回答者指名に利用できる「自動抽選」をトップ画面に表示することが可能
現在出席している学習者の中から1人だけ選んで名前を表示する「自動抽選」は、課題の回答者やプレゼンテーションの発表順などを決めるのに利用できる機能。
今回のバージョンアップ以降は、教員は手元のPCでインストール直後のデフォルトからコントロール画面上のパネル表示に設定を切り替えられる。「自動抽選」のアイコンが常にトップ画面に表示されるため、教員は課題の回答者や発表順をタイムリーに自動抽選できる。
3.「評価シート」の未提出者が一目瞭然。教員の円滑な授業進行を支える
「CaLabo EX」には語学の授業をサポートする機能が充実している。そのひとつ「評価シート」は、学習者に相互評価用のシートを配布し、プレゼンテーションなどの内容をチェックできる仕組み。結果はその場で集計してCSVファイルに保存するため、クラスや個々の学習者の実力に合ったカリキュラムマネジメントの構築に役立つ。
今回のバージョンアップでは「ファイル提出」機能と同様、評価シートを提出していない学習者の座席アイコン上に「未提出」と表示。提出すると赤文字が消えるようになった。これにより未提出者の把握が容易になり、教員の円滑な授業進行と情報収集をバックアップする。
「CaLabo EX」の特徴は以下の通り。
- 教員が操作に迷わないデュアルモニタ構成
- 多様な授業/活動をリアルタイムにサポート
- ドラッグ&ドロップによる直感的な操作
- ペアやグループによる会話練習や協同作業が容易
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