Classiは、ベネッセコーポレーションおよびトモノカイと連携し、私立中高一貫校である立命館守山高等学校に、AI教材を活用した新しい放課後学習支援プログラムを提供開始することを、11月15日に発表した。これにより、教員の負荷を軽減しながら生徒一人ひとりの学習の個別最適化を目指す。
プログラム概要
同校では、学びが早い生徒は学年を越えて学べるように、履修の遅れがある生徒は重点的に対応できるように、以下のような放課後学習プログラムを導入する。
ベネッセコーポレーションが提供するアセスメントをもとに教育プラットフォーム「Classi」上で学習データを蓄積し、個別最適化されたWebドリル(AIレコメンド演習)を提供する。これらの学習データやWebドリルを活用しながら、放課後学習においてトモノカイが派遣する大学生メンターが生徒の特性や学力層別に合わせた指導を行う。
同プログラムではAI教材を活用した個別最適な学習指導だけでなく、生徒一人ひとりのつまずき解消やモチベーション向上、「学び方」の指導を組み合わせて行う。また放課後学習を独立して行うのではなく、学校の教育目標や教員、生徒の特性に合わせて教員と連携しながら授業の理解度を高めることに貢献する。
文部科学省は、複雑で予測の困難さが加速する未来の社会を見据え、児童生徒が変化を前向きに受け止め社会の変化に対応していけるよう、資質・能力を育成していくために「個別最適な学び」を実現していくべきという指針を打ち出している。こうした背景を受けて、先進的な学校現場ではこれまで培われてきた工夫とともに、ICTの新たな可能性を指導に生かしながら個別最適な学びの実現を目指している。
同校では、授業内だけでなく放課後学習においても個々の能力や意欲などを踏まえ、よりきめ細やかな指導・支援を実践する。また同時に、生徒が自らの学習の状況を把握し主体的に学習を調整する力を伸ばしていくために今回の導入を決定した。
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