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EdTechZineオンラインセミナーは、ICTで変わりつつある教育のさまざまな課題や動向にフォーカスし、最新情報をお届けしているWebメディア「EdTechZine(エドテックジン)」が主催する読者向けイベントです。現場の最前線で活躍されているゲストの方をお招きし、日々の教育実践のヒントとなるような内容を、講演とディスカッションを通してお伝えしていきます。

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ワッセイ・ソフトウェア・テクノロジーがシンクライアントシステム「Phantosys20」を提供、あらゆる利用環境に対応

 ワッセイ・ソフトウェア・テクノロジーは、同社が提供する「Phantosys(ファンタシー)10」を大幅に機能強化したシンクライアントシステム「Phantosys20」の提供を、11月8日に開始した。

 2017年に同社が提供開始した「Phantosys10」から機能強化された今回のバージョンは、最新のOSやソフトウェアやハードウェア、ネットワークなどユーザーのさまざまな利用環境の変化に対応する製品へと進化。学校のPC教室だけでなく、通常の事務用途でも快適に使えるようになった。

 「Phantosys20」のおもな強化ポイントは以下の通り。

ネットワークトラフィックを大幅に削減し、最新OSでも快適に

 学校のように生徒が同時間に大量のアクセスをする環境に対応するため、従来はローカルブートマネージャー機能を用意していた。「Phantosys20」では、この機能自体がさらに強化された。さらにローカルのキャッシュデータ、クライアント間のキャッシュのコピーも有効活用し、サーバーとクライアント間のトラフィックを低減する機能として「ローカルキャッシュコピーツール」を提供。これによりネットワーク帯域の有効活用、複数OSの使用など新たな用途にも活用できる。

最低限のライセンスで運用しコスト削減

 貸し出し用パソコンなどで運用する際、利用環境の規模によってはWindowsのライセンス費用が高価になってしまう場合があった。

 PXEブートでのWindowsライセンスではWindows VDAライセンスが必要になるが、「キャッシュコピーツール機能」により最小限のライセンスで運用できる。PXEブートとは異なりLinuxベースOSを起動して仮想OSイメージをコピーする仕組みのため、OSイメージのコピー完了後、クライアントパソコンのストレージにコピーされたOSを起動することも可能。これによりWindows VDAライセンスを最小限に抑えることで、ライセンスコストを削減できる。

 これらの新機能に加えてドライバ自体も刷新し、ネットワークやディスク制御のパフォーマンスも向上された。従来の機能は学校のPC教室を想定して提供されていたが、これらの機能により学校の事務室など一般的なオフィス環境でも快適に利用できる。

 「Phantosys20」のおもな機能は以下の通り。

ハイブリッドシンクライアント

 ネットワークや利用環境に合わせ、ネットワークブートとローカルブートなどを用途により組み合わせて選択可能な、ハイブリッドなシンクライアントを実現。

イメージ管理機能

 複数イメージが効率よく作成できる管理機能を搭載し、仮想環境用のVHDファイルのエクスポート・インポート機能、データストレージの管理が可能。

わかりやすい起動モード

 エンドユーザーにもわかりやすいGUIによる起動メニュー、以前の環境を復元するモードが用意されており、CBT(Computer Based Testing)用などに特定の状態からの起動モードも利用できる。

直感的な管理機能

 システムやクライアント、サーバー機能の設定、イメージ管理など複雑なシンクライアントシステムを洗練された管理画面で直感的に管理できる。

高い可用性

 ロードバランス、NASによるイメージ管理、差分同期機能、複数拠点での一元管理機能により、システムの安定稼働が可能。

ローカルキャッシュ機能

 クライアントのストレージにキャッシュを保存し、次回の起動を高速化。キャッシュが完了すれば持ち出し環境でもサーバーなしで起動でき、ネットワーク障害時でもクライアントの利用が可能になる。

クライアントログ管理ツール

 Log Village Liteにより、クライアントのさまざまな情報の管理が可能。セキュリティも確保されたリモートでの管理も可能で、管理コストを削減できる。

運用コストを削減する総合管理ツール

 刷新した新機能などさまざまな機能を一元管理可能なツール「Phantosysコンダクター20」をオプションで提供。これらのオプション機能を活用することで、管理コストをさらに削減できる。

 「Phantosys20」の仕様は以下の通り。

推奨サーバースペック

  • CPU:intel Xeon 2.0GHz 4コア以上
  • メモリ:16GB以上(対応仮想環境:VMware vSphere/Hyper-V)
  • ハードディスク:SAS接続(1万rpm以上)、SSD推奨、RAID10推奨
  • ネットワーク:最低1Gbps以上、NICチーミング4Gbps以上を推奨(LACP)
  • OS:Windows Server 2019/2022

推奨クライアント

  • CPU:Windows10、Windows11の要件を満たすCPUを推奨
  • メモリ:4GB以上
  • ハードディスク:SSD推奨(ローカルキャッシュ使用時必須)
  • BIOS:Legacy/UEFI、PXE2.0以上、Wake On LAN対応、セキュアブート対応
  • OS:Windows10、Windows11(64bit)、Linux(64bit)

ネットワーク

  • 規格:1000BaseT以上(有線)、無線LAN IEEE802.11ac推奨(ローカルブートマネージャー利用時)、複数セグメント、外部DHCP対応

Log Village Lite

  • ハードディスク:Log Villageマネージャーサーバーにログ保存領域が必要
  • OS:Windows Server 2019/2022
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https://edtechzine.jp/article/detail/10298 2023/11/09 16:00

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