BUKARUは、北海道の渡島西部4町(木古内町、知内町、福島町、松前町)と連携し、合同部活動に関わる連携協定を締結したことを、10月25日に発表した。
2023年度「未来の教室」実証事業において採択事業者となったBUKARUは、中学校部活動の地域移行に向けて、コーチの派遣といったさまざまな事業を展開する。ローカル地域の少子化が続く中、活動継続や教員にかかる負担など、活動が抱える多くの課題への対策としても、その取り組みが注目されている。
経済産業省が推進する「未来の教室」は、2019年6月に公表されたビジョンに基づき、子どもたちが未来をつくるチェンジメーカーとなるための学習環境を整えることを目的としている。このビジョンでは、1.学びの探究化・STEAM化、2.学びの自律化・個別最適化、3.新しい学習基盤の構築が主要な柱とされている。
連携事業のおもな内容
- 4町合同部活動の実施:野球、バスケットボール、陸上を中心に、教員の負担軽減や地域指導者の不足、少子化による影響等に対処するため、4町合同で部活動を展開する。
- 大学生の外部指導員の活用:函館大学や函館教育大学の学生が、対面およびリモート形式で生徒の技術指導や現在の顧問教員のサポートを行う。
- 町有バスの活用:合同部活動のために町有バスを用いて、会場までの送迎を実施する。
- 新たな財源の確保:部活動の持続可能性を確保するために、新たな財源を生み出し検証する。
この記事は参考になりましたか?
この記事をシェア