授業でFigJamを使いこなす子どもたち
Figmaの関係者も視察した今回の授業。3年生の社会、5年生の社会と理科、6年生の社会と国語でFigJamが活用された。どの授業でも児童は1人1台端末を使いこなし、教室前方に設置された電子黒板では、全員がFigJamを操作する様子を一覧で見ることができた。また、学習計画の提示やふり返りには授業支援クラウド「ロイロノート・スクール」を使用し、その画面キャプチャをFigJamに貼りつけることで、児童は常に学習計画を意識しながら作業を進めていた。
3年生 社会「店ではたらく人」
このクラスでは前時に、町のスーパーマーケットを見学したという。本時はその際に「わかったこと」を、班ごとにFigJamでまとめていく授業だ。児童は「売り場がどのように工夫されているか」を付箋に書き出して写真を貼りつけ、セクション機能を使って売り場の地図を作っていた。
授業を実施した先生に話を伺ったところ、進め方の細かい指示はせず、地図をどのように作るかは児童に任せているとのことだった。
5年生 社会「水産業のさかんな地域」
日本の水産業について、児童はそれぞれ「魚のとり方」「魚の流通」「つくり・育てる漁業」「水産業の課題」の4つのテーマの中から自分が気になる内容を選び、教科書・資料集やインターネットを使って調べていく。調べた内容は児童ごとにセクションにまとめる。セクションの色はテーマごとに変えているため、誰がどのテーマを調べたのかが一目でわかるようになっている。
5年生 理科「流れる水のはたらき」
川が流れる場所によって、川原の石や土地の様子にどのような違いがあるのかを調べ、電子教科書のキャプチャを組み合わせながらFigJamにまとめていく。