東急は、2024年11月から「まちづくり」をテーマにした探究学習の授業支援を実施している。開始から2年目となる2025年度は、2024年度に実施した学校への授業支援を継続しつつ授業プログラムを拡充し、新たに目黒区立の一部の中学校にも授業支援を実施することを、5月27日に発表した。
2025年度は、これまでの授業ノウハウを活かし、新たに「未来の自分たちのまちをデザインする」授業を展開する。また「お菓子作り」をテーマにした探究学習の豊富な授業実績を持つロッテと協業し、同社グループとロッテの事業領域を掛け合わせた授業もスタートする予定。
さらに、二子玉川の街やロッテの商品特性を分析した商品プロモーション活動に挑戦する「探究フェスティバル」イベントや、伊豆急行線の運行やホテル開発・運営など同社グループが事業を展開している「伊豆」を拠点に、地域課題解決をテーマにした地方創生プログラムも提供する。このように、同社の多様な事業領域を活かしたコンテンツを通じて、子どもたちの学びを支援していく。なお、この取り組みは、同社が2025年2月に立ち上げた東急線沿線の子育て世帯や学生を応援する「子育て・学生応援東急スクラムプロジェクト」の一環として行うもの。
この取り組みでは開始以来、同社社員が講師を務めており、講義形式の授業と、まちや商業施設でのフィールドワークなど、リアルな体験を組み合わせた授業プログラムを提供している。2024年度は、渋谷区立の一部の小学校、慶應義塾横浜初等部、慶應義塾中等部、そしてN高グループの合計9校に授業支援を実施した。


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