栄光は、同社の運営する進学塾「栄光ゼミナール」が、小学1年生〜高校3年生の子どもを持つ保護者を対象に実施した、「小中高生の家庭の職業観に関する意識調査」の結果を10月19日に発表した。同調査は、9月2日〜12日の期間に行われ、2836名から有効回答を得ている。
調査対象者に、子どもの将来の職業について、子どもと話したことがあるかを尋ねたところ、小学生の保護者のうち96.2%、中学生の保護者のうち94.5%、高校生の保護者のうち95.7%が、「話したことがある」と回答した。
子どもの将来の職業について、子どもと「話したことがある」と答えた人に、どのような機会に話したかを尋ねた質問(複数回答)では、小学生の保護者では「日常会話の中で、職業について話題にあがったとき」(83.8%)、中学生の保護者では「日常会話の中で、職業について話題にあがったとき」(76.2%)、高校生の保護者では「受験など子どもの進学・進路を考える時」(81.0%)が、それぞれ最多となっている。また、高校生では「学校内のコース選択や文理選択など履修選択をする時」も半数超に達した。
自身の子どもに、将来就きたい職業があるかを尋ねたところ、小学生の保護者のうち68.2%、中学生の保護者のうち46.1%、高校生の保護者のうち56.1%が、「ある」と回答している。
自身の子どもに、将来就きたい職業が「ある」と答えた人に、その職業に就くためにくために、子どもが取り組んでいることや努力していることがあるかを尋ねた質問では、小学生の保護者のうち65.9%、中学生の保護者のうち67.2%、高校生の保護者のうち85.6%が、「取り組んでいることや努力していることがある」と回答した。
将来子どもが就く職業について、保護者として気にかけたいポイントとしては(複数回答)、小学生・中学生・高校生いずれの保護者でも、「子どもの好きなこと・得意なこと・資格が生かせる」が8割超でもっとも多い。そのほか、「収入」「個人の働きやすさへの施策・取り組みが充実している」「安定していて長く続けられる」を挙げる回答が多くみられた。学齢別の比較では、小学生の保護者は「収入」や「グローバルに活躍できる」、高校生の保護者では「安定していて長く続けられる」ことをより重視していることが明らかになっている。
保護者自身の仕事や生活に、生成AIが影響を与えていると思うかを尋ねたところ、いずれの保護者も「そう思わない」が「そう思う」を上回った。
生成AIが、子どもによる将来の職業選択に影響を与えると思うかを尋ねた質問では、いずれの保護者も「そう思う」が過半数を占めており、とりわけ小学生の保護者では64.9%に達している。
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