ライフイズテックは、同社が提供するプログラミング学習用EdTech教材「Life is Tech! Lesson(ライフイズテック レッスン)」が、本年度から熊本県の県立高等学校38校、高校生約7400名の指導教材の一環として導入されたことを、10月5日に発表した。
熊本県では、情報活用能力の育成やICTの活用を通じた「分かる・できる・学び合う」授業の実現を目指している。今回の「ライフイズテック レッスン」導入を通じて、教員の専門性の有無に関わらず学習指導要領を満たした学習の提供が可能となる点や、生徒が自発的に学べる環境を提供することが期待されている。
また「ライフイズテック レッスン」の活用により、ICTを活用した先進的な取組を県内のあらゆる地域で展開することで、県内全域における指導力の底上げを図っていくことも狙いとしている。
今回導入された教材「Life is Tech! Lesson 情報I全対応コース」の概要は以下の通り。
「情報I」の全単元に対応
プログラミングやデータの活用はもちろん、情報デザインを含めた「情報I」の全分野に対応したブラウザ完結型のEdTech教材。プログラミングの実習環境もシームレスに活用できる。
個別最適な学習を実現
一斉授業ではなく、生徒がそれぞれのペースで学習可能。教員は各生徒の進捗や理解定着度をリアルタイムに把握でき、個別最適な指導を実現できる。
共通テスト対策
授業ごとの内容を振り返る「チェックワーク」や、単元ごとに学習到達度をはかる「小テスト」により、高い頻度で学習定着を促す仕組みを提供。また、共通テスト用プログラミング言語「DNCL」と構文が近い、Pythonを用いたプロダクト制作を通じてプログラミングの概念や構造を学べる。
充実した教員向けサポート
各種ワークシート、定期テストサンプル問題などの補助教材に加え、模擬授業動画や授業スライド、教科書別の指導案、観点別評価指標などの支援ツールやカスタマーサポートも提供。計画から実施、評価に至るまで教員を支援する。
卒業まで最大3年間活用可能
「情報I」でプログラミングやデータサイエンスを学んだ後、探究学習として身の回りの課題をデータ分析する、オリジナルWebサイトを制作し解決策を提案するなど、応用・実践教材として共通テストまでの「学びの空白」を埋める活用ができる。
この記事は参考になりましたか?
この記事をシェア