インターネットでの学びや教育を起点とした社会変革を行うSchoo(スクー)は、九州大学と、学修者に対する個別最適なコンテンツ活用・推奨の仕組みの構築を目的とした共同研究を開始したことを、8月10日に発表した。
近年、ラーニング・アナリティクス(LA)やファカルティ・デベロップメント(FD)、教学IRを推進するために、教育データの収集・蓄積・分析が高等教育機関における大きなテーマになってきている。
九州大学は、その先駆けとして2016年より国内で初めてラーニングアナリティクスセンターを設立し、教育システムの運用、教育データの管理、データ分析・可視化技術の開発、教育・学修改善の支援などの、ラーニングアナリティクスに関する研究活動を組織的に実践し、データに基づく教育・学修の改善に取り組んでいる。
スクーは2014年以降、約35の大学・教育機関と提携し、高等教育機関向けDXプラットフォーム「Schoo Swing」の提供をはじめとするあらゆるDX支援を行ってきた。
同プラットフォームでは、これまでデータ化が難しかったオンデマンド動画に対する学生の理解度やつまずきポイントを学修プロセスデータとして可視化できる。この特徴が同大学のラーニングアナリティクスセンターでの取り組みに合致したため、今回の共同研究に至った。
共同研究のPhase1では、学修動画のコンテンツ情報と学修ログのデータに関する検証のため、「Schoo Swing」を用いた学修ログの取得を行う。Phase2では取得したデータを元に学生に対する動画学修の体験・効果の最適化に向けた検討を行っていく。
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