マイナビは、2024年卒業予定の全国の大学生、大学院生を対象に実施した、「マイナビ 2024年卒 学生就職モニター調査 6月の活動状況」の結果を7月24日に発表した。同調査は、6月26日~30日の期間に行われ、1881名(文系男子:300名、文系女子:577名、理系男子:471名、理系女子:533名)から有効回答を得ている。
調査結果によれば、6月に1次面接を受けた割合は前月比15.1ポイント減、前年同月比3.0ポイント減の19.5%、最終面接を受けた割合は前月比8.5ポイント減、前年同月比2.2ポイント減の22.7%と、どちらも前年同月より微減した。入社予定先を決めて就職活動を終了した割合は、前月比8.7ポイント増、前年同月比1.2ポイント増の34.0%に達している。
内々定を得る前に、応募した企業から交通費や宿泊費を支給されたことがある学生は59.4%だった。応募した企業からの支給金額合計の平均は3万9459円で、1社あたりの平均金額は1万5966円となっている。
どのような機会に支給されたかを尋ねた質問では、「最終面接を受ける時」(71.7%)がもっとも多く、「インターンシップ・仕事体験に参加する時」(45.5%)がそれに続いた。
内々定先企業の最終面接の形式は、対面式が前年比13.0ポイント増の66.0%で、Web面接は33.7%に留まっている。従業員規模でみると、規模が大きい企業ほど対面式の割合は低くなる傾向にあるものの、従業員数5000名以上の企業でも前年比18.7ポイント増の55.1%が対面式での最終面接だった。
面接で聞かれたことのある、一般的には面接で聞くことが不適切であるとされている質問を尋ねたところ(複数回答)、「両親や保護者の職業」が前年比3.6ポイント減の13.2%、「兄弟姉妹や親族について」が前年比4.3ポイント減の12.9%、「尊敬する人物」が前年比3.4ポイント減の7.3%と、国や都道府県の労働局からの注意喚起もあってか、いずれも前年より割合が減少している。
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