ディスコは、2024年3月卒業予定の大学4年生(理系は大学院修士課程2年生含む)を対象に実施した、7月1日時点での就職活動に関する調査の結果を7月13日に発表した。同調査は、7月1日~5日の期間に行われ、1238名(文系男子:381名、文系女子:379名、理系男子:327名、理系女子:151名)から回答を得ている。
調査結果によれば、7月1日時点での内定率は6月時点を4.7ポイント上回る86.0%だった。就職活動終了者は74.3%で、継続者の「内定あり」「内定なし」を合わせた割合は25.7%に達している。1名あたりのエントリー社数は平均24.8社で、前年同期と比較して2.1社減少した。また、エントリーシート提出は13.9社、筆記試験は9.8社、面接試験は8.6社と、いずれも前年同期を下回っている。
就職活動継続学生の動向としては、選考中の企業数が1.8社、これから受験予定の企業数が1.7社で、この2つを合わせた「持ち駒」となる企業数は3.5社となっている。就職活動の中心としている企業規模について、「規模にこだわらずに活動」する学生が52.5%を占めた。そのほか、就職先を決定し就職活動を終了したいと思う時期は、前年調査と同じく「7月後半」(28.4%)が最多となっている。
就職決定業界は、前年に引き続き文理とも「情報処理・ソフトウエア」が最多となっている。
就職決定企業で働きたいと具体的に思ったタイミングとしては「選考中に徐々に」(26.4%)がもっとも多かった。なお、就職決定企業の内定者集合があったとする回答は38.4%となり、その形式は、対面での参加が前年よりもさらに増えて、67.5%に達している。
現在の就職環境に対して、「完全に売り手市場だと思う」と「やや売り手市場だと思う」を合わせた割合は55.9%を占めており、新型コロナ禍前と近い水準になった。
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