i-plug(アイプラグ)は、2024年3月卒業(修了)予定の大学生・大学院生を対象とした「就職活動の状況」についての調査結果を、5月23日に発表した。同調査は、同社が運営する「OfferBox」にてアンケート形式で5月8日〜10日まで行われ、1777人から有効回答を得ている。
同調査によれば2023年5月上旬時点で、79.8%の学生が「活動中」と回答した。同年1月に24卒学生を対象に実施した調査の回答と比較すると、約16ポイント減少。「内定承諾による活動終了」と回答した学生は18%で、約16ポイント増加した。採用選考活動開始日として政府が提唱する6月以前に、就職活動を終える学生が増えているようだ。
これまで保有した内定の数(辞退も含む)については、47.5%の学生が「0社」と回答した。一方で半数以上の学生がすでに1社以上の内定を保有している。
1問目で「活動中」と回答した学生のうち、57.7%の学生が内定「0社」と回答をした一方で、42.3%の学生が1社以上の内定を保有しながらも就職活動を続けている。
また、「インターンシップに参加した企業へのエントリーはしたか?」の問いに対して、「いいえ」と回答した学生が13.6%であるのに対して、59.4%の学生が「はい」と回答し、インターンシップへの参加と志望度の関係性が大きいことが推察できる。
インターンシップへ参加した企業の選考へ進んだ理由は「インターンシップ参加後に特別選考への案内があったから」(43.7%)が最多。次いで「インターンシップ参加後、志望度が高まったから」が39.7%であった。一方で「参加前から志望度が高かったから」と回答した学生はわずか8.9%。インターンシップへの参加が、志望度に大きな影響を与えることが推察できる。
インターンシップへ参加した企業の選考へ進まなかったと回答した理由で最も多かったのは「インターンシップ参加後、志望度が低くなったから」(42.6%)であった。インターンシップの参加が志望度にいい影響を与える一方で、志望度の低下にも少なからず影響があるようだ。
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