マイナビは、2024年卒業予定の全国の大学生、大学院生を対象に実施した、「マイナビ 2024年卒大学生 活動実態調査(4月)」の結果を5月10日に発表した。同調査は、4月24日~30日の期間に行われ、3895名(文系男子:788名、文系女子:1773名、理系男子:613名、理系女子:721名)から有効回答を得ている。
調査結果によれば、2024年卒業予定の大学生・大学院生の4月末時点での内々定率は、前年より4.7ポイント増の52.0%だった。
平均内々定保有社数は、前年と同じ1.9社となっている。
福利厚生について、勤務地・仕事内容・給料などの情報と比較し、どの程度関心があるかを尋ねたところ、「同程度関心がある」(63.4%)がもっとも多かった。
関心があるポイントとしては(複数回答)、「種類や数(どのような福利厚生があるのか)」(70.0%)が最多となり、「利用実績(どれくらいの社員が利用しているか)」(53.8%)が続いている。
福利厚生に関して詳しく知りたいときに、企業に直接確認(質問や問い合わせ)をしたことがあるかを尋ねた質問では、「直接確認(質問や問い合わせ)をしたことがある」とする回答は20.5%で、「直接確認しづらい」が70.8%を占めた。一方で、「直接確認しづらいので、口コミサイトやSNSなどで情報収集している」(17.5%)という回答もみられる。
就職活動で世代間ギャップを感じた経験があるかを尋ねたところ、「経験はない」が88.2%を占めており、「世代間ギャップを感じた」とする回答は11.8%に留まった。
「世代間ギャップを感じた」と答えた学生からは、「親は現在50代前半ですが、『エントリーシート』という言葉すら通じなかった時は驚きました。『履歴書』と言い換えないとわからなかった」「今働いている人たちが就活時代どんな感じのキャリアを描いていたのか聞いたが、自分たちの時代にはそのようなものはなかったと言われた」といった、保護者や社会人との間でギャップを感じた体験談が寄せられている。
この記事は参考になりましたか?
この記事をシェア