成長産業支援事業を推進するフォースタートアップスは、慶應義塾と連携協定を締結したことを、5月16日に発表した。同連携を通じて、大学内でのスタートアップ理解やアントレプレナーシップ意識の浸透、データ活用によるスタートアップ支援活動の高質化や効率化の検討などを行う。
慶應義塾大学は2022年3月にスタートアップ部門を本格始動し、現在6名の実務家教員をそろえ、大学発スタートアップの創出・成長を通じた研究・教育成果の社会実装を推進している。しかし、大学内でのアントレプレナーシップ意識の浸透をはじめとする環境整備や、支援対象となるスタートアップの把握、資金調達活動などのデータ収集のさらなる充実を必要としており、スタートアップ支援活動の効率化と支援環境基盤の強化が課題となっている。
フォースタートアップスは「for Startups」というビジョンのもと、成長産業支援事業を推進しており、これらの課題解決に連携して取り組むため、同大学との連携協定の締結に至った。同社が提供する成長産業領域に特化した情報プラットフォーム「STARTUP DB(スタートアップデータベース)」を中心とした取り組みを行う。
具体的には、「STARTUP DB」のアカウントを同大学の学生や教職員に付与し、スタートアップ企業やVC/CVCをはじめとしたスタートアップエコシステムに関する情報へのアクセスを提供する。これにより、スタートアップやイノベーションをより身近に感じられる学内環境を整備するとともに、アントレプレナーシップへの意識向上を促進する。
また、スタートアップ支援活動におけるデータ管理や分析における「STARTUP DB」の活用も共同で取り組む。
さらに、同大学におけるスタートアップ支援の取り組みを「STARTUP DB MAGAZINE」で掲載したり、起業やスタートアップに関する学内セミナーを実施するなど、アントレプレナーシップや起業支援活動の認知向上への取り組みを共同で行う。
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