葵、家庭教師のCtoCマッチングサービス「家庭教師のレコンズ」の提供を開始

　Z会グループの葵は、家庭教師のCtoCマッチングサービス「家庭教師のレコンズ」の提供を、5月24日に開始した。

　「家庭教師のレコンズ」は、生徒1人ひとりに合った理想の家庭教師を探して、直接契約できるCtoCプラットフォーム。教師の指導実績や教科、時給や趣味、実際の利用者によるレビューや満足度などから、最適な家庭教師を見つけられる。

　家庭教師派遣会社を利用した場合は、一般的に授業料の50～60％を手数料が占めており、家庭にとっては負担増に、教師にとっては指導報酬が少なくなってしまっていた。「家庭教師のレコンズ」では、CtoCマッチングプラットフォームによって中間マージンを最小化し、家庭にとっては適切な授業料、教師にとっては収入の増加が可能になる。

　なお、授業の場所を自宅に限定していないので、勉強利用が許可されているカフェや公共の場での授業も依頼できる。

　Z会のOB／OGに対して事前登録を募った結果、登録している家庭教師の85％が、東京大学や早慶上智といった最難関大学に通う現役大学生となった。彼らに対しては、Z会グループが培ってきたノウハウを伝えるための指導マニュアルの提供を予定しているので、はじめて家庭教師として登録する場合でも、満足度の高い授業が行えるようサポートしていく。

　教師には、授業後に「家庭教師のレコンズ」内のメッセージ機能から「授業レポート」の提供が義務づけられており、保護者に提出された「授業レポート」が承認された段階で授業報酬が発生する。

　授業報酬は、通常は毎月末締めで翌月25日の振り込みとなるが、6月から提供予定の「特急支払い申請」を行えば最短で翌日に報酬を受け取れる（最長でも3営業日以内）。

　利用にあたっては、無料の会員登録が必要で、家庭教師として登録する場合は本人確認書類の提出が求められる。現段階でのサービス提供エリアは1都3県のみだが、今後は順次提供エリアを拡大していく。