学情は、2024年3月卒業(修了)予定の大学生・大学院生を対象に実施した、「人事担当者とのコミュニケーション」に関するアンケート調査の結果を、4月19日に発表した。同調査は、学情が運営するダイレクトリクルーティングサイト「あさがくナビ2024」来訪者に対して、3月14日~30日の期間に行われ、645名から有効回答を得ている。
調査対象者に、人事担当者は採用において本音で話してくれていると感じるかを尋ねたところ、「本音で話してくれていると感じる」(12.9%)と「どちらかと言えば本音で話してくれていると感じる」(25.9%)を合わせた割合は約4割を占めた。一方で、「本音で話してくれていないと感じる」と「どちらかと言えば本音で話してくれていないと感じる」を合わせた割合は25.2%に達している。学生からは、「人事・採用担当は、企業のよい点にスポットを当てて学生にアピールするのが役割だと思う。その中でも、『個人的にはこう思っている』『私はこう思う』と自身の想いや考えを聞かせてくれる人事担当者がいる企業は好感が持てる」「人事担当者が誇りを持って、自社や自身のことを話してくれる企業は魅力を感じる」「企業のよいところも、これから改善していくべきところも包み隠さず話してくれる人事担当者もいれば、よいところしか話してくれない人事担当者もいる」「オンラインの面接では画面越しなので、本音か建前かわからないことが多い」といった意見が寄せられた。
人事担当者や現場の社員の本音を聞きたいと思うかを尋ねた質問では、「本音を聞きたい」(75.7%)と「どちらかと言えば本音を聞きたい」(18.6%)を合わせた割合が94.3%を占めている。学生からは「入社後活躍できるかどうかをイメージするために、リアルな情報を知りたい」「自分の大切にしたいことや貢献したい課題と、会社の方向性が合致しているかを知りたい」「人事担当者や現場で働く人の想いや考えを聞き、自身の目指す方向性と合致しているかを確かめたい」「ミスマッチがないように、企業のリアルを知っておきたい」といった意見が寄せられた。
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