スカイディスクと英進館は、生徒への学習指導に独自AI成績分析システム「E-PAS」を共同開発したことを、2月8日に発表した。英進館では、2022年6月の公開テストから、同システムを利用している。
「E-PAS」は、英進館が過去10年間に実施した模試データと塾生データをもとに、テスト結果からその生徒の弱点をAIが分析するシステムとなっている。AI開発にあたっては受験生の個人情報を含まない、成績データのみを使用しており、過去に類似問題を間違えた受験生グループのテスト結果や成績推移に基づいて、上位の偏差値グループに成長するための「復習重要度アドバイス」を示唆するとともに、同グループの受験生が間違える傾向が高い関連分野を「重要単元」としてピックアップする。
「E-PAS」活用では、講師がテスト終了後に従来通り採点・結果とりまとめを行い、テスト結果と過去10年の模試データを「E-PAS」へ入力する。「E-PAS」は、AIによって生徒1人ひとりの弱点項目を分析し、その結果は「復習重要度アドバイス」「重要単元」としてPDFに出力される。講師は、テスト結果とAIによる分析結果を確認し、生徒1人ひとりの学習計画を考案し、個別カウンセリングにて生徒へ提示する、といった流れで行われる。
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