マイナビは、2024年3月卒業予定の全国の大学3年生、大学院1年生を対象に実施した、「マイナビ 2024年卒 大学生インターンシップ・就職活動準備実態調査(12月)」の結果を1月18日に発表した。同調査は、2022年12月20日~31日の期間に行われ、1950名(文系男子:604名、文系女子:600名、理系男子:480名、理系女子:266名)から有効回答を得ている。
調査結果によれば、12月時点でのインターンシップ累計参加率は88.1%と、前年比で2.4ポイント増加した。
参加したインターンシップの開催期間を尋ねたところ、「半日」が前月より減少し、「1日」「2~4日」「5日以上」が微増している。
これまでのインターンシップ参加や就活準備を通じて、自身の成長を感じたものを尋ねた質問では、「主体性(物事に進んで取り組む力)」(28.7%)がもっとも多かった。
「主体性」に成長を感じた理由としては、「グループディスカッションを何度も経験する中で、授業でのプレゼンテーション準備の際、タイムマネジメントや役割分担をするなど、自ら動けるようになった」「面接練習を重ねるうちに自然と力がついていた。成長に気づいたきっかけはゼミの先生から、『いつも率先して、行動してくれてありがとう』と言われたことだった」といった意見が寄せられている。
入社後は、週休2日制(週休3日制より休みは少なく、給料は多い)と週休3日制(週休2日制より給料は少なく、休みは多い)の、どちらの勤務体系がよいかを尋ねたところ、「週休2日制」が68.6%を占めた。
「週休2日制」を選んだ理由としては、「ある程度の給与が見込めないと生活が厳しいため、現状では休みよりも給料を取らざるを得ない」「仕事に時間をかけて、社会人として成長したい」といった意見が寄せられている。
一方で、「週休3日制」を選んだ学生からは、「副業・兼業や資格取得の時間に充てたい」などの意見が寄せられた。
新卒一括採用制度に対する考えを尋ねた質問では、「肯定的である」と「どちらかといえば肯定的である」の合計が47.0%、「否定的である」と「どちらかといえば否定的である」を合わせた割合が10.8%となっている。
新卒一括採用制度に肯定的な理由としては、「同期と知り合うことができ、同じタイミングで研修などを経験できる」「ある程度日程を決めないと学業が疎かになる」といった意見が寄せられた。
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