なりきり詩を書こう(1)
「共感マップ」とは
小学校3年生の国語の授業で、Canvaを用いて「共感マップ」を作成し、モノになりきって詩を書く授業をしました。共感マップとはユーザーを理解するためのマーケティング手法のひとつで、私は物語の登場人物の気持ちを読み取らせるためによく使っています。今回は人間以外のモノになりきるために共感マップを使ってみました。今回つくる共感マップは簡易的なものです。詳しくは「共感マップ」でWeb検索してみてください。
共感マップを作成する
WebブラウザでCanvaを開き、右上の「デザインを作成」をクリック、「プレゼンテーション」をクリックして新しいデザインを作成します。
まず、キーボードのLを押して直線を挿入し、挿入した直線の右端をドラッグしてデザインの右上の隅、左端を左下の隅まで伸ばします。さらにもう1本直線を挿入して、左上から右下までの斜線をつくります。
次に、キーボードのCを押して円を挿入します。左上の「カラー」をクリックして円の塗りつぶしを白にします。「枠線スタイル」をクリックして「実線」をクリックしたあとに、位置と大きさを整えます。
そして素材をクリックし「目」を検索して、気に入った目を共感マップの中央円の右側に挿入します。同じように円の左側に耳、円の上に脳、円の下に口と手を挿入します。
Ctrl(command)+Aキーで、デザイン上のすべての要素を選択し、「3点リーダー」→「ロック」の順にクリックして線や円、挿入したイラストを動かしたり消したりできないようにします。
テンプレートに登録する
この授業では、最後に詩を発表して何になりきった詩を書いたのかを当ててもらう活動をします。共有でデザインを作成すると、児童はお互いに何を書いているのかが見えてしまうため、個別にデザインをつくらせる必要があります。
デザインに名前を付けてから右上の「共有」をクリックして、「もっと見る」をクリックします。「テンプレートのリンク」→「コピー」の順にクリックして、コピーしたリンクを子どもたちの端末で開かせます。「テンプレートの使用」をクリックすると、作成したワークシートのコピーが作成されます。
教師だけに共有する
このままではデザインが本人にしか見えないので、教師だけに共有させます。右上の「共有」をクリックして、「このデザインを共有」欄に教師のアカウントを入力させます。欄の下に表示された教師のアカウントをクリックし、「送信」をクリックするとデザインが教師に共有され、児童の作品をいつでも確認できます。