急激な業務拡大・育成環境の不足・低給与──「ICT支援員」を巡る3つの課題を徹底討論!
JAPET&CEC 教育ICT課題対策部会 オンラインセミナー「1人1台時代のICT支援員 ─多様な人材が学校に関わることの意義─」レポート
学校現場のICT活用をさまざまな形で支えるICT支援員の業務が、ここ2年で大きく変わりつつある。1人1台端末の導入によって、当初想定していた支援の範囲が広がり、より高度な専門性が要求されるようになってきた。しかし、増え続ける業務内容に反し、ICT支援員の給与や雇用形態は改善されない。さらに「学校と連携がとれず、何をしたらいいのかわからない」「1年かけて環境を構築しても継続できず、翌年以降につながらない」「契約内容にはないセキュリティ業務まで依頼される」といった問題も発生し、大きな課題となっている。2022年11月に一般社団法人日本教育情報化振興会(JAPET&CEC)教育ICT課題対策部会が主催したオンラインセミナー「1人1台時代のICT支援員 ─多様な人材が学校に関わることの意義─」では、ICT支援員の現状を知る有識者がディスカッションを行い、解決策を探った。
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相川 いずみ(アイカワ イズミ)
教育ライター/編集者。パソコン週刊誌の編集を経て、現在はフリーランスとして、プログラミング教育やICT教育、中学受験、スマートトイ、育児などの分野を中心に、取材・執筆を行っている。また、渋谷区こどもテーブル「みらい区」を発足し、地域の子ども達に向けたプログラミング体験教室などを開催している。一児の...
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