インタツアーは、2023年卒~2026年卒学生を対象に実施した「業界別志望度・関心度調査」の結果を、12月5日に発表した。同調査は、9月13日~20日の期間に行われ、941名(2023年卒:214名、2024年卒:493名、2025年卒:173名、2026年卒:61名)から回答を得ている。
調査対象者に、全19業界の中から志望業界を3つ選んでもらったところ、志望度がもっとも高かった業界は「IT・ソフトウェア・情報処理業界」(30.3%)で、「広告・出版・マスコミ」(25.3%)、「食品メーカー」(21.8%)、「商社(総合)」(20.1%)がそれに続いた。
志望しない業界を3つ選んでもらった質問では、非志望度の最多は「介護・福祉」(46.1%)であり、以下「建設・建築」(26.1%)、「機械メーカー」(23.8%)、「官公庁・公社・団体」(19.1%)が続いている。
志望業界、非志望業界のどちらにも選ばれなかった比率を無関心度として調査結果をみると、無関心度は「その他メーカー」(83.2%)がもっとも高く、「インフラ」(82.7%)、「物流」(82.1%)、「小売」(80.8%)などが上位を占めた。また、志望、非志望を問わず関心が高かった業界は、「介護・福祉」「食品メーカー」「IT・ソフトウェア・情報処理業界」となっている。
これらの結果をまとめると、志望度・関心度ともに比較的高い業界は「IT」「食品メーカー」など、関心度は高いものの志望度が低い業界は「介護・福祉」「機械メーカー」など、業界自体への関心度が低いのは「インフラ」「その他メーカー」などだった。
IT・ソフトウェア・情報処理業界を志望する学生は30.3%でもっとも多く、業界に対する無関心度も17番目と関心の高い業界であり、同業界を志望する理由としては「将来性がある」(54.9%)が最多となり、「スキルが身につく」(41.5%)がそれに続いている。一方で、志望しない理由としては「自分に合っていない」(40.6%)、「今までの経験が活かせない」(37.2%)が上位となったほか、「精神的に大変」(31.0%)といった回答も多くみられた。
もっとも志望度が高い業界、低い業界それぞれについての理解度を10段階で尋ねたところ、志望度の高い業界についての理解度は「8」(20.9%)がもっとも多く、平均で「6.65」となっている。一方、志望度の低い業界についての理解度は「3」(16.6%)が最多となり、平均では「4.17」だった。
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