MIJSコンソーシアムは、10月15日に行われたアイデアソン「MIJSアイデアソン」で創出された69のアイデアの中から、最優秀賞と優秀賞、審査員特別賞を選考し、11月12日のオンライン結果発表会で発表するとともに、同コンソーシアムのWebサイトにてこれらのアイデアを公開している。
「MIJSアイデアソン」は、日本をよりよくするためのアイデアを自分事として考え、具体的な形にしていくことを目的としたアイデアソンで、今回が初の開催となる。
今回は、日本が直面する以下の3つの課題をテーマとしており、参加者は好きなテーマでいくつもアイデアを応募できる。
- 増え続ける自然災害に備えて、IT の力で何ができるか。
- 日本経済をITの力で活性化させるにはどうしたらよいか。
- 少子高齢化社会に対して、ITの力で何ができるか。
アイデアソンは、アイデア発想支援ツール「IDEA GARDEN」とオンライン交流ツール「Remo」を用いてオンラインで実施され、参加者全員のアイデアを企画段階から全員で共有したり、相互にコメントをし合ったりしつつ、各自がアイデアを育てていった。
エントリーしたのは224名で、当日は143のアイデアが生み出され、各チームでアイデアを育て上げた結果、最終的に69のアイデアが応募されている。これらのアイデアを、8名の実行委員が「有益性」「独創性」「実現性」の3つの観点で審査し、各賞を決定した。
最優秀賞にはたなかさんによる「バーチャル日本国籍&日本の観光資源のデジタル上の整理」、優秀賞(1位、コアコンセプトテクノロジー賞)にはLa tormentaの「過去の災害情報×AR,VR技術を活用し、自然災害を自分ゴトで考える」、優秀賞(2位、システムインテグレータ賞)にはn-sysdesの「カーボンニュートラルの個人の成果を見える化」、優秀賞(3位、アイサイト賞)にはSystemExeチームの「海外方が日本へ個人旅行の際の災害時サポートポータルサイト+アプリ」、審査員特別賞にはほそいのぞみさんの「家を建てる際、第三者に相談できるサービス」が、それぞれ選ばれている。
応募された69のアイデアは、人類の共有財産(パブリックドメイン)として、同アイデアソンのWebサイトにて閲覧できる。
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