ディスコは、2023年3月卒業予定の大学4年生(理系は大学院修士課程2年生含む)を対象に実施した、10月1日時点での就職活動に関する調査の結果を10月26日に発表した。同調査は、10月3日~10日の期間に行われ、1163名(文系男子:358名、文系女子:348名、理系男子:313名、理系女子:144名)から回答を得ている。
調査結果によれば、10月1日時点での内定率は7月調査(84.9%)から6.2ポイント増、前年同期(88.4%)から2.7ポイント増の91.1%だった。
まだ就職先が決まっていない学生に、今後の予定を尋ねたところ、「就職先が決まるまで就職活動を続ける」が51.2%を占めており、理系は約半数が「大学院に進学」すると答えている。
中小企業の選考に応募した人に、中小企業を志望する理由を尋ねた質問では、「やりたい仕事に就ける」(34.7%)、「会社の雰囲気がよい」(34.4%)といった回答が寄せられた。一方、中小企業を望まない理由としては「給与・待遇がよくない」「安定性に欠ける」といった回答が上位を占めている。
また、内定式があった学生は73.5%で、前年より6.2ポイント増加した。開催方式は対面形式が過半数に達している。
就職活動の費用は、前年より約9000円増の平均約7万円で、3年ぶりの増加ながらコロナ禍前の半額程度に留まった。総額は北海道がもっとも高く(8万7008円)、中部がもっとも低い(6万2811円)。
就職活動で大変だったことを尋ねたところ、「エントリーシート」「自己分析」「就職情報の収集」が上位となっている。
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