マイナビは、2023年卒業予定の全国の大学生・大学院生を対象に実施した、「マイナビ 2023年卒大学生 活動実態調査(9月)」の結果を10月7日に発表した。同調査は、9月24日~30日の期間に行われ、2606名(文系男子:593名、文系女子:1053名、理系男子:478名、理系女子:482名)から有効回答を得ている。
調査結果によれば、2023年卒業予定の大学生・大学院生の9月末時点での内々定率は、前年と比較して0.7ポイント増の87.3%だった。2017年卒以降の現行のスケジュールになって以来、内々定率は過去最高の数値で推移している。
平均内々定保有社数は、前年と比較して0.2社増の2.5社だった。
内定通知書を受け取った際の感覚として、もっとも近いものを選んでもらった質問では、「選考を通過し、自分がその企業に入社する権利があることを企業が伝える書類」(27.8%)がもっとも多かった。本来の意味である「受け取ることで条件付きの労働契約(始期付解約権留保付労働契約)が成立する書類」(12.7%)はもっとも少なく、書類の持つ性質と受け取る際の感覚に差があることが明らかになっている。
これまで選考を受けたことのある学生に、第1志望ではない企業の選考で志望順位を聞かれたことがあるかを尋ねたところ、「質問された経験がある」という回答が85.9%を占めた。
選考中に志望順位を聞かれたことがある人に、その時の回答について尋ねた質問では、「ストレスを感じた」が52.3%を占めている。
社会人として活躍するまでに、どれくらいの期間を想定しているかを尋ねたところ、入社後「3年目」(45.5%)が最多となった。一方で、「1年目(即戦力として活躍したい)」(9.8%)、「2年目」(24.9%)といった回答もみられる。
早期から活躍したいと考えている理由としては、「早く出世したい」「1年目からの働きが今後の昇進につながると考えているから」といった意見が寄せられた。
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