ポプラ社と日本総合研究所は、長崎市立小学校における電子書籍を活用した読書支援活動を行うことを目的として、長崎市との間で「長崎市・株式会社ポプラ社・株式会社日本総合研究所との読書活動支援のデジタルトランスフォーメーション(DX)推進に関する協定書」を締結したことを、9月26日に発表した。
ポプラ社および日本総研と長崎市の3者は「読書活動支援のDX」というテーマを掲げる同協定のもと、知見やノウハウを連携させることで長崎市の子どもたちの読書環境をより豊かなものにすべく取り組んでいく。
2022年度では、同協定に基づく具体的な取り組みの1つとして、市内4か所の市立小学校においてポプラ社の電子書籍読み放題サービス「Yomokka!(よもっか!)」、および調べ学習応援サービス「Sagasokka!(さがそっか!)」を試行的に導入する。
「Yomokka!」は、ポプラ社をはじめとする多くの出版社が提供する約2500冊の電子書籍を自由に閲覧可能な電子書籍読み放題サービス。一般的な電子図書館サービスとは異なり、同一書籍を複数児童が同時に閲覧できるので、人気書籍の貸出待ちという状況が生じない。また「朝日小学生新聞」の一部の記事も掲載されており、時事問題に興味を持つきっかけにもなる。
「Sagasokka!」は、デジタル化された「総合百科事典ポプラディア」のコンテンツを持ち出し、自由にいつでも使える調べ学習応援サービス。キーワードによる検索や、項目にあらかじめ紐づけた外部サイトの活用が可能なほか、お気に入りの項目を集めたコレクションの作成や調べたことをまとめた情報カードも作成できる。
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