学情は、企業・団体の採用担当者を対象に実施した、2023年卒の採用状況において、インターンシップと本採用をどの程度結び付けているのかに関する調査の結果を、9月1日に発表した。同調査は、7月11日~20日の期間に行われ、614名から有効回答を得ている。
調査結果によれば、インターンシップと採用活動の連携に関する質問で、前年調査より8.3ポイント増の40.8%が「通常選考で優遇まではしないが、インターンシップ参加者限定の情報提供やセミナーなどを実施している」と回答した。「インターンシップ参加者と通常受験者との区別はない」という回答は、前年調査を9.7ポイント下回る22.6%に留まっており、8割弱の企業が何らかの形でその後の採用と連携させている。
インターンシップ実施企業を対象に、内々定者のうち自社インターンシップに参加した学生の割合を尋ねた質問では、「該当者がいない(内々定者のうち、自社インターンシップに参加した学生の割合が0%)」という回答は、前年調査より12.0ポイント減の13.2%に留まった。「10%程度」(24.4%)という回答がもっとも多かった一方で、「50%以上」も21.0%に達している。
2023年卒の採用において、インターンシップを実施した企業は59.9%で、上場企業が82.5%、非上場企業が54.8%と25ポイント以上差が開いた。
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