学情は、2024年3月卒業(修了)予定の大学生・大学院生を対象に実施した、「勤務スタイル」に関する調査の結果を8月31日に発表した。同調査は、学情が運営するダイレクトリクルーティングサイト「あさがくナビ2024」来訪者に対して、8月4日~25日の期間に行われ、387名から有効回答を得ている。
調査対象者に、就職活動において「フルリモート」や「居住地自由」の企業は志望度が上がるかを尋ねたところ、「志望度が上がる」(「志望度が上がる」と「どちらかといえば志望度が上がる」を合わせた割合)という回答が58.4%を占めた。学生からは、「現在は東京の大学に通っているものの、卒業後は地元に帰りたい」「住む場所が自由だと選択肢が増える」「居住地自由なら、環境を変えながら仕事をすることができる」「新しい働き方を実践できている、会社の風土や仕組に興味がある」といった意見が寄せられている。
就職活動において、「出社の機会がある」企業は志望度が上がるかを尋ねた質問では、「志望度が上がる」(「志望度が上がる」と「どちらかといえば志望度が上がる」を合わせた割合)という回答が64.1%に達した。学生からは、「すべてリモートよりも、出社の機会があるほうが質問もしやすい」「オンラインだけで仕事を覚えるのは不安が大きい」「顔を合わせてコミュニケーションを図るほうが、お互いのことを理解しやすいと思う」「仕事をするうえで、人間関係は大切だと思う」といった意見が寄せられている。
バーチャルオフィスにアバターが出社する環境があったら、利用してみたいかを尋ねたところ、「利用してみたい」(「利用してみたい」と「どちらかといえば利用してみたい」を合わせた割合)という回答が50.1%を占めた。学生からは、「リモートワークをするなら、アバターがあると視覚的にわかりやすい」「メタバースに興味がある」「より技術が進歩したら使用したい」といった意見が寄せられている。
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