学情は、2024年3月卒業(修了)予定の大学生・大学院生を対象に実施した、「勤務スタイル(出社かテレワークか)」に関する調査結果を8月30日に発表した。同調査は、学情が運営するダイレクトリクルーティングサイト「あさがくナビ2024」来訪者に対して、8月4日~25日の期間に行われ、387名から有効回答を得ている。
調査対象者に、就職活動において勤務スタイル(出社かテレワークか)を意識するかを尋ねたところ、「意識する」という回答が30.0%を占めた。「どちらかと言えば意識する」(35.1%)を合わせた割合は65.1%に達している。学生からは、「働き方の選択肢が多い企業は魅力を感じる」「入社後は仕事を覚えるために出社したいので、出社の機会があるかを意識している」「長く働ける企業に入社したいので、子育てをすることも見据えてテレワーク制度の有無は確認するようにしている」「育児や介護など、何か事情があるときにテレワークができる環境があるかは意識している」といった意見が寄せられた。
就職した企業で希望する勤務スタイルを尋ねた質問では、「出社を基本とし、週に数日テレワーク」(46.5%)がもっとも多く、以下「同割合で、出社とテレワークを組み合わせる」(22.5%)、「毎日出社」(16.5%)が続いている。一方で、「毎日テレワーク」は3.1%に留まった。学生からは、「出社して直接話したほうが、信頼関係を築けると思う」「毎日テレワークだと、コミュニケーションが図りにくいと思う」「学生時代、毎日オンライン授業だと、人と話す機会がなく精神的にきつかった。出社して直接話す機会も持ちたい」「出社する機会があるほうが、メリハリが持てる」といった意見が寄せられている。
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