ヤフー(Yahoo! JAPAN)は、同社が提供する事業者向けデータソリューションサービスにおいて、ビッグデータ分析ツール「DS.INSIGHT」が武蔵大学社会学部の授業に導入されたことを、8月5日に発表した。
同社では、多様なサービスから得られるビッグデータを活用し、企業や自治体向けに事業の創造や成長支援、課題解決などにつなげるインサイトを提供することを目的として、2019年に事業者向けデータソリューションサービスの提供を開始した。
このサービスには、検索データや位置情報を中心としたYahoo! JAPANのビッグデータをもとにブラウザ上で調査・分析できる「DS.INSIGHT」、統計データをブラウザ以外のシステムからもダイレクトに利用できる「DS.API」、個々の企業や自治体の要望に応じてオーダーメードの課題解決を行う「DS.ANALYSIS」がある。
武蔵大学では、特に社会学部においてデータサイエンス教育に力を入れており、データに基づいて社会問題を考え、社会の中でデータを活かすために活躍できる人材の育成を目指している。その中で、現実社会を表すデータとして従来より活用していた「RESAS(内閣官房が運営する地域経済分析システム)」や「jSTAT Map(総務省統計局が運営する地理情報システム)」に加え、社会の関心を示すデータとして「DS.INSIGHT」を導入した。
庄司昌彦教授のゼミにおいては、自治体の統計データや各種オープンデータと「DS.INSIGHT」のデータを活用し、街の魅力をプレゼンテーションして競い合う「シビックパワーバトル」を実施し、学生たちが「データに基づく主張・議論」を実践した。
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