イギリスの世界的な高等教育評価機関であるQuacquarelli Symonds(QS)が、2月28日(現地時間)に発表した2018年度版の「QS専攻分野別世界大学ランキング」(QS World University Rankings by Subject)において、東京大学の5つの専攻分野がトップ10にランクインした。
東京大学は、現代語学(7位)、化学(8位)、工学-機械(9位)、物理・天文学(9位)、工学-化学(10位)で世界トップ10にランクインするとともに、全48分野中41分野にランクインしており、そのうち36分野で上位50位以内にランクインしている。
そのほかの大学では、京都大学が工学-化学で世界5位に、東京医科歯科大学が歯学で世界5位にランクインした。なお、京都大学は5つの専攻分野で世界トップ20にランクインしている。
全体的には、全48専攻分野のうち、日本の42大学が359件でランクインした。前年との比較では、116件で順位を落としたものの、57件で順位を上げている。ただし、世界トップ20および世界トップ10に入った大学(専攻分野)が減ったことで、日本の大学の順位が相対的に低下した。
海外の大学では、ハーバード大学が14の専攻分野で世界1位、MITが12の専攻分野で世界1位、オックスフォード大学が4つの専攻分野で世界1位を占めている。アジアの大学は30分野でトップ10入りし、イギリスの大学はEU離脱にもかかわらず10分野で世界1位となった。
【関連リンク】
・Quacquarelli Symonds(英語)
・「QS World University Rankings by Subject」(英語)
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