学情は、2023年3月卒業(修了)予定の大学生・大学院生を対象に実施した、「各選考ステップで、オンラインとリアルどちらの形式を希望するか」に関するアンケート調査の結果を4月6日に発表した。同調査は、学情が運営するダイレクトリクルーティングサイト「あさがくナビ2023」来訪者に対して、3月18日~25日の期間に行われ、465名から有効回答を得ている。
調査対象者に、会社説明会についてオンラインとリアルの参加方法を選択できる場合に、どちらを希望するかを尋ねたところ、「オンライン」(42.0%)が「リアル」(24.7%)を上回った。「オンライン」を希望する学生からは「オンラインだと、移動時間も交通費もかからないので、効率よく参加できる」「オンラインのほうが、より多くの企業の会社説明会に参加できる」といった声があった。また、「企業の所在地による」と答えた学生からは「地方在住なので、首都圏の企業はWebセミナーを活用したい」、「企業の志望度による」と答えた学生からは「第1志望の企業はリアルで参加したい。視野を広げるために参加するセミナーはオンラインを活用したい」といった意見が寄せられている。
一次選考について、オンラインとリアルの参加方法を選択できる場合に、どちらを希望するかを尋ねた質問でも、「オンライン」(45.4%)が「リアル」(22.8%)を上回った。学生からは、「大学の授業やゼミもオンラインが多いので、オンラインのほうが慣れている」「オンラインのほうが緊張しない」「オンラインのほうが、不合格になった際のダメージが小さい」といった意見が寄せられている。
最終選考について、オンラインとリアルの参加方法を選択できる場合に、どちらを希望するかを尋ねたところ、「リアル」(59.3%)が「オンライン」(13.6%)を上回った。学生からは、「少なくても一度は会っておきたい」「直接面談で、熱意を伝えたい」「リアルのほうが企業の雰囲気を掴むことができ、より納得して入社を決められると思う」といった意見が寄せられている。
セミナーや選考は、オンラインとリアルどちらの形式が志望度が上がるかを尋ねた質問でも、「リアル」(42.4%)が「オンライン」(25.6%)を上回った。学生からは、「直接訪問したほうが、企業の雰囲気や働く環境をより理解できる」「実際に訪問し、企業の雰囲気や選考の緊張感を肌で感じるのと、そうでないのでは大きな違いがあると思う」「直接面談のほうが、質問もしやすく企業理解を深めやすい」といった意見が寄せられている。
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