日本財団ボランティアセンターは、2020年以降のコロナ禍での大学生活を、大学生自身がどのように捉えているかに関するアンケート調査の結果を、3月18日に発表した。同調査は、2021年12月15日~23日の期間に行われ、479名から有効回答を得ている。
大学生に、
- 前年と比較して今の生活全体(や現状)にどのくらい満足しているか
- 今の自分自身に満足しているか
- 生きづらいと感じることはどのくらいの頻度であるか
を尋ねたところ、コロナ禍以前の大学生活も経験している大学3~4年生と、コロナ禍の2020年、2021年との間で回答に大きな差はなく、すべての学年で同程度のストレスを抱えているということが明らかになった。どの学年の学生も、前年と比較した満足度は80%以上が4割前後を占めており、今の自分自身についても、3~4割の人が80%以上の満足度があると回答している。生きづらさを感じる頻度についても、学年による大きな違いはみられなかった。
生活への満足度は、キャンパスに行く頻度や、コロナ禍でもできていることがどれだけあるか、などが関係している。
全体としては、生きづらさを感じる頻度が少ないほど自身や現在の生活に満足をしており、将来への期待が大きいことがわかった。一方で、その裏返しとも考えられる将来への不安も大きいと考えられる。
また、家や学校、日常的に通う職場以外の場所である「サードプレイス(Third Place)」の数が多い人ほど、今の生活全体への満足度や将来への期待、自分自身への満足度が高いことがわかった。
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