マイナビは、2023年卒業予定の全国の大学生、大学院生を対象に、広報活動が開始される3月以前の行動を調べた「マイナビ2023年卒大学生広報活動開始前の活動調査」の結果を2月25日に発表した。同調査は、2月1日~12日の期間に行われ、5938名(文系男子:1183名、文系女子:2612名、理系男子:1021名、理系女子:1122名)から有効回答を得ている。
調査結果によれば、インターンシップに「応募・申し込みをした」という回答は89.2%(前年比3.3ポイント減)、「参加したことがある」は82.6%(前年比1.9ポイント減)、平均応募社数は8.6社(前年比0.8社減)、平均参加社数は5.0社(前年比0.1社減)だった。
インターンシップに参加しなかった人に、その理由を尋ねたところ「学業を優先していたから」「部活・サークル活動やアルバイトを優先していたから」といった回答が上位を占めている。
インターンシップ・ワンデー仕事体験以外に行った、就職活動の準備としては(複数回答)、「友人や知り合いと就活や仕事の話をする」(62.4%)がもっとも多く、「SNSやまとめサイトで就職関連の情報を調べる」「自分の長所短所やアピールポイントについて考える」など、自宅などで1人で進められる活動が上位を占めたものの、前年よりも微減した。一方、「大学のキャリアセンターに相談する」「部活動やサークル、アルバイトなど勉強以外のことに打ち込む」といった、自宅外で行う活動は前年よりも増加している。
3月1日以降に、何社エントリーする予定かを尋ねたところ、平均社数は16.2社だった。
エントリー予定社数をこれまでのインターンシップ・ワンデー仕事体験への参加有無別で比較すると、参加経験ありの方が「10~19社」以上にエントリーしている割合が高い。
いつごろまでに就職活動を終えたいかを尋ねた質問では、「今年6月」(29.0%)が最多となり、以下「今年7月」(14.2%)、「今年5月」(13.5%)、「今年8月」(13.1%)と、夏頃までを挙げる回答が続いている。
夏頃までに就職活動を終えたいと答えた学生からは、「夏までには内定を頂き、そこから卒業までは卒業研究と仕事についての勉強に集中したい」「社会人になるための準備をしたい」といった意見が寄せられた。
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