Libryは、中学校保健体育教科書をはじめ、副読本等を発行している学研教育みらいと業務提携契約を締結したことを、2月3日に発表した。これにより、2022年春から学研教育みらいが発行する中学校保健体育副読本『中学体育実技』およびノート教材の『中学保健体育の学習』(1年生、2年生)を、デジタル教材プラットフォーム「Libry(以下、リブリー)」で利用できるようになる。
「リブリー」は、デジタル教材とAIドリルの特性をあわせ持つ、デジタル教材プラットフォーム。1つの端末で複数の教材や問題集を管理することができるほか、学習履歴に基づいた「類似問題」機能などで、生徒一人ひとりの学習状況や理解度に合わせた個別最適化学習を実現する。また2022年4月には、学習者用デジタル教科書への対応を予定している。
学研教育みらいがデジタル教材プラットフォームとして「リブリー」を採用した理由は、以下の3点。
学習履歴データの蓄積による学校現場へのサービス向上
「リブリー」で学習することにより学習履歴データが蓄積されるため、これまで紙面では実現できなかった生徒の学習履歴をデータとして生徒も教員も可視化することができる。これにより、教員は生徒の学習状況や理解度を数値で把握することが可能となる。
書籍のデジタル対応への効率化
Libryにはこれまでに19社・400冊以上の教科書や教材のデジタル製作を担当した専門部署があり、出版社としてデジタル対応の負担を軽減することができる。
サービス導入後の学校現場へのフォロー
Libryでは、カスタマーサポート体制を自社内で構築しており、ICTに苦手意識のある教員や生徒も安心して利用できるよう、導入から運用開始、その後の活用までを支援する体制が整っている。
また今後は、学研教育みらいが中心となり、学校や自治体への営業活動を進めていく。
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