大日本印刷(DNP)は、同社が提供している、教育現場で紙のテストの結果を自動的に採点・分析し、一人ひとりの児童・生徒の課題を抽出して、個別最適化した学習の推進や教員の働き方改革などを支援するサービス「DNP学びのプラットフォーム リアテンダント」が、2022年4月から東京都立高等学校全校、中等教育学校および附属中学校の計203校へ提供されることを、12月13日に発表した。
東京都教育委員会は、「Society5.0」の実現に向けて、子どもたちの学ぶ意欲に応え、子どもたちの力を最大限に伸ばすツールとして、教育のICT化を強力に推進することで、学び方・教え方・働き方の3つの改革を実現する「TOKYOスマート・スクール・プロジェクト」を推進している。
「DNP学びのプラットフォーム リアテンダント」の、都立学校への導入は、同プロジェクトにおいて都立学校のICT環境整備の一環として、定期考査の採点・分析システムを整備するなかで、採点の効率化に加えて学習履歴データの活用などの実績を踏まえて決定された。
都立学校には、「DNP学びのプラットフォーム リアテンダント」のうち中学校・高校向けに採点パッケージが提供され、採点業務の効率化による教員の働き方改革や、学習履歴の可視化による「個別に最適化された学び」の支援、情報端末向け教材の提供による指導と評価の一体化などの支援が行われる。
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