グロービスは、同社が開発したAIによる自然言語テキスト解析エンジン「GAiDES(GLOBIS AI Document Evaluation System)」を搭載したレポート採点支援システムに関して、同社初となる特許を取得したことを12月3日に発表した。
同レポート採点支援システムは、AIがレポートの中から採点基準を満たす記述を抽出することで、講師による採点を支援するものとなる。グロービス経営大学院で活用されている現在のレポート採点基準を詳細化し、各基準についての期待回答(教師データ)を集めてAIに学習させることによって、講師の採点作業負荷を軽減するとともに、受講生のレポート解析を通じて教育コンテンツの改善などへの活用が期待できる。
グロービスAI経営教育研究所にて研究・開発された、自然言語テキスト解析エンジン「GAiDES」によって実現されており、一般的なデータに加えて同社が出版した書籍やオウンドメディア「GLOBIS 知見録」の記事、日本経済新聞の記事データをコーパスとして取り込むことで、ビジネス・経営に関する文脈に沿った分析を可能にしている。
同システムが特許として認められた背景としては、同社がこれまで経営知の教授法開発において均質化・標準化を目指し、その結果としてテクノロジーに変換できるようにしたことが挙げられる。
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