ベネッセコーポレーションは、小学校の学習範囲で算数・数学の基礎となる計算技能の定着度がわかる「絶対基礎力」無料チェックテストを、11月4日に公開した。
同社は、小学校の学習範囲で中学の学習でつまずかないための基礎学力を「絶対基礎力」と定義し、10月に現・中学1年生を対象に「絶対基礎力」定着度を測る「絶対基礎力診断テスト」を実施。正答率85%以上の中学1年生は44%と、小学校範囲の算数・英語・国語の基礎的知識・技能である「絶対基礎力」が定着している中学1年生は半数に満たないことが明らかになっている。一方で、成績上位層の93.5%は「絶対基礎力」が定着していることから、「絶対基礎力」が中学好成績に不可欠であることがわかった。
「絶対基礎力」が定着している層と定着不足の層で、正答率差がもっとも大きかった問題は異分母の分数の四則演算で、最小公倍数を見つける必要のある「通分」や「くり上がり・くり下がり」といった複数の概念が凝縮されている。中学の数学では、小数よりも分数で表すことが増えることから、中学入学までにこれらを正しく計算する力をしっかり身につけておくことが、中学の数学でつまずかない「絶対基礎力」となり、中学好成績につながると考えられる。
今回、公開された無料チェックテストでは、「絶対基礎力」の代表例として分数の計算も含む、中学の学習でつまずきの原因になりやすい算数の「計算」10問を厳選しており、1問30秒で速く正確に解けるかどうかを測定し、中学の数学でつまずかないための計算力が身についているかを確認できる。
さらに漢字・英単語・計算の「絶対基礎力」を伸ばせる「全国ランキングバトル」の一部を無料体験可能なサイトもあわせて公開している。
どちらも対象は小学6年生で、パソコンやタブレット端末から利用できる。対応OSは、Windows 10/8.1、macOS 10.14~15、iOS 14.0、Android 7.0。
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