朝日ネットは、同社が提供する教育支援サービス「manaba」において、ポートフォリオ機能の拡充と、新たな出席管理機能の追加を、11月4日に発表した。
「manaba」は主に大学などの高等教育機関を対象とした、ポートフォリオを兼ね備えた授業支援システム(LMS)。
今回拡充されるポートフォリオの主な機能は、ディプロマポリシーへの達成度評価を実現する機能と、学生が目標を自己管理するための機能、学外のアセスメントテストの結果や資格取得実績をポートフォリオに登録する機能、「教育の質保証」で求められる4年間の学修成果をポートフォリオ上で可視化する機能。
これらの機能により、学生はポートフォリオを振り返ることで自身の立ち位置や現在の状態を認識し、次なる学修につなげていくことができる。そして、大学で何を学び、何を身につけることができたかを実感することが可能となる。また大学は、学生や教員が「manaba」に蓄積した教育活動や学修成果の評価情報を一元的に集約し、その情報を内部質保証の観点から業務改善に活用できる。
さらに新たな出席管理機能によって、大学は授業を横断した学生の出欠席状況一覧の閲覧・出力や、組織(学部・学科別等)ごとの学生の出欠席状況一覧の閲覧・出力、学生の出席データを他学内システムへ自動連携することができるようになる。教員向けには、「manaba」コースの機能にへの席管理メニュー追加や、ランダム数列の出席コードによる出席確認、代返防止機能が追加される。学生は、専用のスマートフォンアプリから出席提出と、アプリ上で履修授業の出欠席状況一覧を確認することができるようになる。
ポートフォリオ機能の拡充は2021年11月にパイロット版(2022年9月まで無償提供)が、2022年10月に正式版が提供される予定。新たな出席管理機能は、2022年4月の提供開始を予定している。
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