LINEみらい財団は、小学校におけるプログラミング教育実施をサポートするため、同団体が提供する無償のプログラミング学習プラットフォーム「LINE entry」において、授業の進行をサポートする動画教材を新たに開発し、無償で公開したことを、9月28日に発表した。
小学校におけるプログラミング教育をめぐっては、各学校において、どのように授業を進めるかやどのように指導するかなどを検討する必要があり、さまざまな準備が必要となる。その上、新型コロナウイルス感染症の対策実施や、GIGAスクール構想に関わる環境整備などの業務もあるため、プログラミング教育を実施するにあたっての現場の負担をいかに軽減できるかが重要となっている。
そうした状況から同団体では、小学校のプログラミング授業でそのまま使うことができる新たな動画教材を製作し、LINE entryのYouTubeチャンネルにおいて無償で公開した。
この動画教材は「LINE entry」の公式教材をベースに、実際の授業を想定してナレーションが授業を進行するように制作されており、授業の開始から終了までの全体をサポートする。加えて、提示された課題に対しどのようなプログラムを組めばいいか児童それぞれが考え取り組むワークや、児童自身で考えたプログラムについてクラスで発表する時間を動画内に設けるなど、授業が活発に進むよう設計されている。
教員にとっては、この動画教材を使用することで、授業の進行方法の検討や準備等に関わる負担軽減につながることが期待できる。また授業中は、動画のナレーションが授業を進行していくため、教員は児童の理解度の確認や、困っている児童のサポートなどに集中することができる。
小学校においては、各教科の中でプログラミング教育を取り入れるようになっており、動画教材は、小学4年生の算数「角」、5年生の算数「正多角形」、6年生の算数「拡大図・縮図」に対応した内容が用意されている。動画教材はすべて「LINE entry」のYouTubeチャンネルから誰でも自由に活用できる。
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