やる気スイッチグループは、小学生の子どもを持つ30~50代の保護者を対象に実施した、「あなたとお子さまの『やる気』に関する親子アンケート」の結果を、9月1日に発表した。同調査は、保護者826名と、小学1~6年生1001名に対して、8月14日~15日の期間に行われている。
調査対象者のうち、小学1~6年生にやる気が起こるきっかけを尋ねたところ(複数回答)、「親にほめられた」(67.6%)、「学校の先生にほめられた」(66.2%)、「テストの点数/通知表がよかった」(44.7%)が上位を占めた。そのほか、「おいこまれたとき」という回答もみられる。
保護者に、子どものやる気の引き出し方を尋ねた質問(複数回答)では、「一緒に考える」(44.5%)、「常に応援している」(35.1%)、「どんな些細なことでも子どもの意見を聞く」(33.3%)が上位となっており、子どもの求める「とにかくほめる」は29.4%に留まった。
子どもに、やりたいと思ったことを継続している理由を尋ねたところ、「楽しいから」(39.6%)、「好きだから」(24.9%)、「ほめてもらえるから」(8.9%)が上位となっている。
子どもに対して、やる気がなくなるきっかけを尋ねた質問(複数回答)では、「自分の思った通りにできない」(40.5%)、「親によく怒られる」(32.5%)、「暑い」(32.2%)、「ほめてもらえない」(30.3%)が上位を占めた。
保護者が、子どものやる気を継続させるためにやっていることとしては、「はげます」(39.4%)、「環境を整える」(37.9%)、「小さな目標を設定させる」(34.7%)といった回答が寄せられている。
保護者に、夏休み明けの新学期がスタートする前の子どもの様子を尋ねたところ(複数回答)、「夏休みが終わってしまうので残念」(45.9%)、「友だちにあえるから嬉しそう」(42.5%)、「早く学校にいきたい」(25.0%)、「やる気が落ちてそうな様子」(22.5%)が上位となった。
やる気がなくなる時期を尋ねた質問(複数回答)では、現役の小学生では「夏休み明けの授業」(38.9%)、「夏休み」(37.5%)、「冬休み明けの授業」(28.0%)が、保護者の子ども時代では「夏休み」(34.0%)、「夏休み明けの授業」(29.1%)、「冬休み明けの授業」(21.1%)が、それぞれ上位となっている。
子どもに、今年の夏休みに勉強の目標と、目標を達成するために計画をたてたかを尋ねたところ、「目標も計画もたてた」が45.9%、「目標はたてたが計画はたてていない」が30.7%、「目標をたてていない」が23.4%となった。
今年の夏休みに「勉強」または「遊び」の計画をたてなかった子ども(807名)に、計画をたてなかった理由を尋ねた質問(複数回答)では、「コロナで外出が難しいから」(23.7%)、「特にない」(23.3%)、「夏休みは毎年計画をたてても続かないから」(22.9%)、「途中でわからなくなっても聞く人がいないから」(19.2%)といった回答が寄せられている。
子どもが夏休み中にもっとも時間を割いたこととしては(複数回答)、「学校の勉強」(49.3%)、「習い事」(37.9%)、「ゲーム」(34.1%)が上位を占めた。
子どもが夏休み中にがんばっていたこととしては(複数回答)、「宿題」(59.7%)、「家族のお手伝い」(40.8%)、「習い事の練習」(39.0%)が上位となっている。
夏休み明けに、保護者が子どもにがんばってほしいこととしては(複数回答)、「学校の勉強」(66.3%)、「習い事」(40.2%)、「スポーツ」(36.4%)が上位を占めた。
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