世界的な高等教育コンサルタント機関であるQS Quacquarelli Symondsは、留学先の魅力度を測るランキング「QS Best Student Cities Ranking」第9版を、7月28日に発表した。
同ランキングによれば、東京は韓国のソウルと並んで世界第3位となり、アジアで優れた学生都市という評価をうけている。世界第1位の学生都市として選ばれた都市はロンドンで、ミュンヘンが第2位に選出された。
東京が上位にランクインした理由としては、「その都市の生活の質」および「留学希望者がその都市への留学を希望する度合い」を数値化した、Desirability score(魅力度スコア)が100点満点中100点を獲得したこと、その都市の卒業生が雇用者からどの程度求められているかを示すEmployer Activity score(就労機会スコア)が、100点満点中100点を獲得したこと、上位ランクの大学の数を示す指標において東京が世界第5位のスコアを獲得したこと、9万5000名以上の元学生の学習経験に関する意見を反映したStudent Voice(学生の声)でのスコアが上昇し、100満点中85.5点を獲得したことが挙げられる。
日本の大学の質の向上によって、京都・大阪・神戸は19位で、上位ランクの大学の数を示す指標においては第10位にランクインしている。東京と同様に、「学生の声」におけるスコアも上昇している。京都・大阪・神戸の「学生の声」スコアは100点満点中85.5点で、世界第22位だった。
名古屋は112位となり、前回と比べて17位下落し、京都・大阪・神戸と同様にAffordability(留学費用水準)スコアが低下している。また、上位ランクの大学の数を示す指標でのランクは10位低下して78位、Student Mix(学生の多様性)でのランクは6位低下し106位だった。
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