ジェイックは、中退者向け就職支援サービス「セカンドカレッジ」受講生を対象に実施した、2021年度中退者アンケートの結果を7月5日に発表した。同調査は4月1日~6月23日の期間に行われ、180名から回答を得ている。
調査対象者に、新型コロナウイルス感染症の影響がなければ、中退していなかったと思うかを尋ねたところ、新型コロナウイルス感染症の影響による中退は13.2%となっている。文部科学省が中退者に対して行った調査と比較して約3倍に達しているが、これは、同社の就職支援サービスに登録者に「経済的な影響でやむを得ず中退したが、早めの就職を考えている」という中退者が多いことに起因すると考えられる。
新型コロナウイルス感染症の中退への影響としては、「1年間すべてオンライン」「アルバイトができなくなり収入がゼロになってしまったこと」「一時的な給付金はあったが、家族も収入が減少したので不安な日々を送ることとなった」「アルバイトがなくなって自分を見つめ直すことが増えて逆にラッキーだったかなと思っている」といった回答が寄せられた。
2019年・2020年・2021年それぞれの、4~6月の中退理由を比較すると、いずれの年も中退理由は「留年したから」が最多で、「授業内容に興味が持てなかったから」という回答が年々増えており2021年調査では24.7%に達している。
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