スタディプラスは、全国の高等学校の教科主任を対象に実施した、「1人1台端末」整備状況やデジタル教材の導入状況に関するアンケート調査の結果のうち、「デジタル教材の導入・検討状況」などについて6月2日に発表した。同調査は、4月23日~5月7日の期間に行われ、2048校から有効回答を得ている。
調査結果によれば、「1人1台端末」について「全学年に導入済み」「一部の学年・生徒に導入済み」を合わせると3割強、「今後の利用を検討中」まで含めると8割弱に達した。
また、公立高校では「導入も検討もしていない」が約3割だったのに対して、私立では約1割に留まるなど、私立高校の方がデジタル教材の導入・検討に積極的であることが明らかになっている。
デジタル教材の採択にあたって、紙面版に付加して無料の電子版が付いてきたら優先して採択したいかを尋ねたところ、公立・私立ともに約9割弱が「優先して採択したい」「1人1台配布済みの学年のみ優先して採択したい」と回答した。
紙面版にプラスして有料の電子版がある場合の導入について尋ねた質問では、公立の63%、私立の69%が、有料の電子版も検討可能と答えている。
紙面版にプラスして有料の電子版がある場合に、検討できる価格帯について尋ねた質問では、公立は「紙面版の定価の1-2割程度」、私立は「紙面版の定価の3-4割程度」が最多で、「追加料金は検討できない」~「紙面版の定価の3割-4割程度」という回答が6割強を占めた。
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